受 賞 作 品
今年度も県内から多くの高校生にご参加いただきました。ご応募くださった皆さま、ありがとうございました。
ここでは、グランプリ・審査員特別賞に輝いた作品をご紹介します。
《募集内容》2020テーマ/自然を楽しむデザイン
わたしたちを癒し、時には厳しさも見せる、豊かな自然は地球上に生きるものすべてに恵みをもたらします。
この環境がいつまでも続くよう願いを込めて、あなたが感じる“自然を楽しむ”イメージを、それぞれのデザイン分野で表現しカタチにしてください。こんなのがあったらステキだなと思う、自然を楽しむデザインアイディアを募集します。
《募集部門》
❶ファッション部門/“自然を楽しむ”を身にまとうアイディア
服やアクセサリー、ファッショングッズなどのデザイン
❷雑貨・インテリア部門/“自然を楽しむ”のシーンのアイディア
食器や文房具などの雑貨、家具、インテリア空間や環境などのデザイン
❸イラストレーション部門/“自然を楽しむ”をイメージするイラスト
“自然を楽しむ”のイメージから広がるあなたの世界をイラストで表現してください
❹写真部門/“自然を楽しむ”をイメージする写真
“自然を楽しむ”のイメージから広がるあなたの世界を写真で表現してください
《応募作品総数》 1,360作品
■グランプリ
部門グランプリに輝いた作品は、審査員の先生やプロのデザイナーの方々の手により、実際の“試作品”として形になります。
❶ファッション部門 グランプリ
作品タイトル 『 +(プラス) wave』
《試作品》
《審査員講評》 ソーイングクリエイター 中本悦司
自然、地球、生物との共生を叫ばれている現代、海を汚すことで自然の破壊と共に、水中の生き物たちの領域を狭くしたり、生命の危機をさらしているさなか、浮遊しているプラスチックゴミやビニール素材をファッションに表現した着眼点がおもしろい。海の透明感にプラスチックの破片の対比が大好きです。 夜間は、正式のイブニングドレスとして、昼間は、すそのビニール素材を取り外し、上着を羽織れば、アフタヌーンドレスへと、品格と感性を感じさせるような装い+エレガントな女性を想像させてくれるすてきなデザインだと思います。
❷雑貨・インテリア部門 グランプリ
作品タイトル 『Mix choose』
《試作品》
《審査員講評》 建築士 小泉 秀一郎
圧倒的な絵の上手さ、分かりやすいプレゼンボード、工夫されたイラスト、サイズ感への考察、ロゴデザインまで考えている点、総合的に表現力が突き抜けていると思います。 デザインのデの字も知らなかった自分の高校時代と比べたら衝撃でしかありません。 この先、どんな分野のデザインに進まれるのか楽しみですが、願わくば、分野を問わずさまざまなデザインに興味を持ってチャレンジして欲しいと思いますし、なんならいつか僕の事務所に来て欲しいと思いました。
❸イラストレーション部門 グランプリ
作品タイトル 『悠久なる自然を求めて』
《試作品》
《審査員講評》 イラストレーター・アーティスト ちばえん
大胆な構図と、その印象からくる壮大な『自然』の表現にインパクトと工夫を感じたので、グランプリとさせていただきました。 今までこの部門では、アナログの描き込み系のものが多かったのですが、出力したものである本作は存在感に問題なく、よく練られた作品だと感じました。 動きのある構図にしたことで、森林伐採や鹿との共存問題等、楽しい自然だけでなく、未来における自然共存の問題提起とも取れる表現が強いです。
❹写真部門 グランプリ
作品タイトル 『夏にとびこむ』
《試作品》
《審査員講評》 フォトグラファー 萩原 和幸
足元には素晴らしい世界が広がっていますね。太陽、空、樹々、水、波紋…高校生らしい未来への羽ばたきと、自然をテーマにした世界の広がりを一枚に表現していると感じました。 「夏にとびこむ」とのタイトル通り、覗いている水の向こうの、その世界に飛び込みたくなります。そうした気持ちにさせてくれる力があるのもこの作品の魅力です。水に写る光景が揺れてはっきりしていないのもよかったです。太陽や空とわかれば十分で、見る人によってその光景を想像する、多様な印象を与える作品に仕上がりました。足元も写してあるのは逆にリアリティを与えてくれ、そのギャップもよかったです。
■審査員特別賞
審査員の先生方、イチオシの作品に贈られる賞です。
❶ファッション部門 審査員特別賞
作品タイトル 『風の衣』
❷雑貨・インテリア部門 審査員特別賞
作品タイトル 『こんとらすと。』
❸イラストレーション部門 審査員特別賞
作品タイトル 『海と生きる女の子』
❹写真部門 審査員特別賞
作品タイトル 『快晴の日』