1月16日にB-nest静岡市産学交流センターで開催された第23回 しずおか ビジネスプランコンテストで、プロダクトデザイン科2年 曲渕希理さん、松川 藍さん、松苗 わか菜さんのチーム「ターンエッジ」が発表しました。
このコンテストは静岡市産学交流センターが主催しており、起業家精神の高揚と柔軟な発想力、独創性に富む人材発掘の後押しをすることを目的に、静岡県内で新規に事業展開を目指す、学生、社会人、中小企業経営者を対象としています。
一般、学生あわせて94件の応募の中、厳正な審査を通過し、最終審査に残った8組がプレゼンテーションを行いました。
チーム「ターンエッジ」の発表テーマは、『「たけも」あなたのお部屋に小さな日本を。』です。
プランの内容は、プラモデル生産量日本1位の静岡県の地域性を生かして、「竹×プラモデル×漢字」の新しい日本のお土産を外国人観光客に提供するというものです。
放置竹林の竹材を使用することで、深刻化する竹害の減少にも貢献することができる「環境にやさしいプラモデル」を提案しました。
購買者のメリットは、オンリーワンの日本らしいお土産が手に入り、日本文化に触れて日本観光の思い出ができること。また、家に飾ることができるため、人に自慢できることなどが挙げられました。
清水港に寄港するインバウンド客をペルソナに設定し、実際に客船視察を行うなど地道なリサーチを通して得たデータは、プランの裏付けとして説得力のあるものでした。
審査員の方々も学校で学んだレーザー加工機の技術を活用し制作した「たけも」の試作品を手に取りながら興味深そうに聞いていました。
登壇した3人は、終始落ち着いた様子で、力強い言葉でプレゼンをしていました。
結果は、なんと学生部門で「最優秀賞」という快挙でした!
このプランの課題は、加工するための板材の確保とのことです。放置竹林の竹材は加工するのにとても手間がかかるため、コストがかかる点や、静岡の加工業者が現状見つかっていない点が検討すべき事項とのこと。
地域の課題解決のためにも、地元の加工業者と提携したいと意気込みを見せてくれました。
受賞後に感想を聞いたところ「仲間と放課後に残って練習を重ねたため、落ち着いてスムーズに発表することができました。先生や友達の応援がとても力になりました。また、企業の方々にも相談に乗ってもらえたので感謝しています。」と笑顔で語ってくれました。
今回はインバウンド向けに特化した提案でしたが、国内向けにも知育玩具や、自分の名前や生まれたこどもの名前のストラップなどへの展開も考えているとのこと。
今後の活躍に期待です!
しずおかビジネスプランコンテストの詳細はこちらから👉第23回しずおかビジネスプランコンテスト_「学生部門」|B-nest(ビネスト) 静岡市産学交流センター・静岡市中小企業支援センター